GW寄り道ツーリング!小江戸佐原で江戸の風情とバイクを楽しむ散策記


この記事のバイク
Harley-Davidson Low Rider ST
※ この記事にはアフィリエイトリンク(広告)を含みます
目次
この記事のポイント
GW初日、SHOEI HELMET PARK帰りに千葉県香取市の小江戸佐原を散策。関東初の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた町並み、伊能忠敬旧宅、三菱館など見どころ満載。バイクで立ち寄れる江戸情緒スポットとしておすすめ。
SHOEI HELMET PARKでヘルメット三昧した後、「せっかくここまで来たし、もうちょっと走りたいな」って思ったのがきっかけでした。
スマホで周辺を調べてみたら「小江戸佐原」という文字が目に入って。小江戸……川越みたいなところかな? なんて思いながら、ロウさん(Harley-Davidson Low Rider ST)のエンジンをかけて向かってみることに。

佐原に向かう途中、田んぼの広がる道でロウさんをパシャリ。GWの快晴と新緑のコントラストが最高すぎる。
小江戸佐原ってどんなところ?
佐原は千葉県香取市にある、利根川の水運で栄えた商都です。江戸時代には「江戸優り(えどまさり)」と呼ばれるほど独自の文化が花開いた場所で、当時の繁栄ぶりがうかがえますよね。
小野川沿いには江戸時代から昭和初期にかけて建てられた商家や蔵が今もずらりと並んでいて、1996年に関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。そして、日本地図を作った伊能忠敬が17歳から30年以上暮らした町としても有名です。
さらに、佐原の大祭は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されていて、夏祭り(7月)と秋祭り(10月)には豪華な山車が町を練り歩くそうです。今回はGWだったので大祭のタイミングではなかったのですが、到着するとちょうどお祭りの行列に遭遇しました。

法被を着た方々と山車の行列。GWにもこうしたイベントがあるのは嬉しい。町全体がお祭りムードでテンション上がります。
佐原町並み交流館で街の歴史を知る
まずは「佐原町並み交流館」へ。ここは佐原の歴史や文化を紹介する無料の施設で、散策前の予習にぴったりです。

佐原町並み交流館の入口。落ち着いた佇まいで、すでに江戸の雰囲気が漂っています。
館内には佐原の大祭で使われる山車の精巧なミニチュア模型が展示されていて、これがまたすごい。「神武」の提灯が灯る山車のミニチュアは、細部まで作り込まれていて見入ってしまいました。

山車のミニチュア。提灯や彫刻の細部まで再現されていて、実物を見てみたくなります。
さらに奥には、かつての佐原の商家を再現したジオラマが並んでいました。中村屋商店をはじめとする建物が精密に再現されていて、当時の商売の活気が伝わってきます。

中村屋商店などの商家を再現したジオラマ。店先の商品まで丁寧に作られています。
伊能忠敬の功績を紹介するパネルや、佐原の町づくりの歴史を解説する展示もあって、ここで30分くらいは過ごせます。散策の前にここで予習しておくと、町歩きが何倍も楽しくなりますよ。
三菱館(旧川崎銀行佐原支店)
交流館のすぐ近くにある赤レンガの洋館が、三菱館。正式には旧川崎銀行佐原支店で、1914年(大正3年)築の洋風建築です。

赤レンガと白い石材のコントラストが美しい三菱館。正面上部にはドームも見えます。
中に入ると、銀行時代の窓口カウンターがそのまま残っていて、タイムスリップしたような気分になります。吹き抜けの天井が高くて開放感がすごい。

吹き抜けの天井に、木製の重厚な窓口カウンター。つるし飾りが季節感を添えています。

窓口のカウンター。金属の格子越しにお金のやり取りをしていたんですね。ここで大正時代の人たちが並んでいたと思うと、なんだか感慨深い。
小野川沿いの町並みをぶらり散策
三菱館を出て、いよいよメインの小野川沿いへ。柳の木が風に揺れる川沿いの風景は、写真で見るより何倍もきれいでした。

柳の緑と蔵造りの建物が続く小野川沿い。これぞ「小江戸」の風景です。
GWということもあって、川沿いはたくさんの観光客で賑わっていました。古い商家を利用したカフェやお土産屋さんが点在していて、歩いているだけで楽しい。

伊能忠敬記念館付近の交差点。中村屋商店をはじめ、歴史ある建物が並びます。

川沿いのお店。古い蔵造りの建物をそのまま活かした佇まいがいい雰囲気。

少し離れたところから見る小野川沿い。蔵造りの建物と洋風の街灯が不思議と調和しています。
川沿いでひときわ目を引くのが、銅板の雨戸がついた建物。経年で緑青色に変化した銅板が、なんとも味わい深い色合いです。

緑青色に変化した銅板の雨戸。こういうディテールに歴史の重みを感じます。
昔ながらの駄菓子屋さんっぽい「上州屋」も発見。店先でおじいちゃんたちが座って談笑している風景が、なんだかほっこりします。

上州屋。抹茶アイスやラムネの看板が懐かしい。
舟めぐりと伊能忠敬のゆるキャラ
小野川では「小江戸さわら舟めぐり」も楽しめます。今回は乗らなかったのですが、川面から眺める町並みはまた違った趣がありそう。次来たときはぜひ乗ってみたいです。

「小江戸さわら舟めぐり 乗り場」の木の看板。風情があります。

ちょうど舟が通りかかりました。ライフジャケットを着た乗客が楽しそう。
そして散策中に出会ったのが、伊能忠敬のゆるキャラ! 観光客と一緒に写真を撮っていて、大人気でした。

伊能忠敬のゆるキャラ。着物姿で「伊能忠敬」の名前が入っています。かわいい。
伊能忠敬旧宅で歴史にひたる
佐原に来たら外せないのが、伊能忠敬旧宅です。小野川沿いにあるこの旧宅は国指定史跡で、なんと入館無料。

伊能忠敬旧宅の入口。多言語の案内板があり、開館時間は9:00〜16:30です。
伊能忠敬は17歳のときに佐原の酒造家・伊能家に婿入りし、家業を大きく発展させた人物です。49歳で隠居した後、翌年50歳で江戸に出て天文学を学び、55歳から日本全国の測量を開始。約17年間にわたり日本全国を測量し、その成果は没後の1821年に「大日本沿海輿地全図」として完成したという、とんでもない偉人です。
50歳から新しいことを始めて偉業を成し遂げるって、バイクの免許を取る年齢なんて関係ないって言われてる気分になります。

帳場(ちょうば)。ここで伊能忠敬が商売の帳簿をつけていたそうです。
旧宅内には当時の生活道具や測量器具のレプリカも展示されています。「半円方位盤」や「象限儀(しょうげんぎ)」といった測量器具は、これで日本地図を作ったのかと思うと感動します。

半円方位盤と象限儀(中)のレプリカ。こんなアナログな道具で、あの精密な地図を作ったとは……。

旧宅の庭園側。築200年以上の建物ですが、しっかりと保存されています。
旧宅の敷地内には「この一歩から」と刻まれた「測量の日」の記念碑と、伊能忠敬の銅像も。地図を手にした忠敬の姿は凛々しくて、なんだか背筋が伸びる思いでした。

「この一歩から」。いい言葉ですよね。ツーリングも、まずはスロットルをひとひねり、から。

伊能忠敬の銅像。測量道具と地図を手に、まさに出発せんとするポーズです。
小江戸佐原ブレンドでひと休み
散策の途中、古民家を利用したコーヒースタンドを発見。「小江戸佐原ブレンド」というドリップバッグが売られていたので、さっそくいただきました。

古民家を使ったコーヒースタンド。テントの下で手作り感のある出店スタイルがいい。

「小江戸佐原ブレンド」のドリップバッグ。「木の温もりを感じるような香り」というキャッチコピーに惹かれました。1個250円。
ツーリング先でこういうご当地コーヒーに出会えるのって、なんだか嬉しいですよね。お土産にもいくつか買って帰りました。
ロウさんと佐原の町並み
散策のラスト、小野川沿いにロウさんを停めて撮影タイム。黒いボディと江戸の町並みの組み合わせ、これがまた似合うんです。

蔵造りの建物をバックに佇むロウさん。江戸とアメリカンの異文化コラボ。

FXRTフェアリングと木造建築。不思議とマッチするんですよね。

引きで撮ると、柳の木と蔵の屋根がいいフレームになってくれます。

サドルバッグ越しに見る佐原の風景。ロングツーリングの相棒感が出てます。
正直、バイクと歴史的な町並みってここまで絵になるとは思っていませんでした。川越もいいけど、佐原はまた違った落ち着きがあって、個人的にはかなり好みです。
バイクで行く小江戸佐原 アクセス情報
バイクで佐原に行く方向けの情報をまとめておきます。
アクセス
- 東関東自動車道 佐原香取ICから約10分
- 圏央道 神崎ICから約20分
- 都心からは高速利用で約1.5〜2時間
駐車場
- 町並み周辺に有料・無料の駐車場あり(バイクは駐輪スペースを確認)
- 小野川沿いは道幅が狭いので、少し離れた駐車場に停めて歩くのがおすすめ
主な見どころ
- 佐原町並み交流館:入館無料、散策前の予習に最適
- 三菱館(旧川崎銀行佐原支店):大正3年築の赤レンガ洋館
- 伊能忠敬旧宅:国指定史跡、入館無料、9:00〜16:30(年末年始休館)
- 伊能忠敬記念館:旧宅の向かい、入館料500円
- 小江戸さわら舟めぐり:小野川を約30分で巡る遊覧船
佐原の大祭(ユネスコ無形文化遺産)
- 夏祭り:7月中旬(八坂神社祭礼、山車10台)
- 秋祭り:10月中旬(諏訪神社祭礼、山車14台)
- 大祭の時期に合わせてツーリングするのもアリですね
まとめ
SHOEI HELMET PARKの帰りに寄り道したつもりが、思った以上に充実した散策になりました。江戸の面影が残る町並み、伊能忠敬の偉業を感じられる旧宅、そして川沿いの穏やかな風景。バイクを停めてのんびり歩く時間って、ツーリングの楽しみ方としてすごくいいなと改めて思いました。
SHOEI HELMET PARKとセットで回れる距離感なので、千葉方面にツーリングする際はぜひ立ち寄ってみてください。きっとロウさんも、じゃなくて、みんなの愛車も、江戸の町並みに映えるはず。
というわけで、GW初日は大満足のツーリングでした。次は大祭の時期に来てみたいな。
参考リンク

最後まで読んでくれてありがとう! 気になることがあれば、他の記事もチェックしてみてね。




