ヤマハ「PG-1 ABS」この夏日本上陸!クロスカブ110と徹底比較


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Honda Cross Cub 110
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ヤマハの原付二種ファンモデル「PG-1 ABS」が並行輸入で日本上陸。空冷114cc・最低地上高190mm・フロントABS搭載の2026年新型を、クロスカブ110やCT125ハンターカブと徹底比較。価格や走破性の違いをチェックしました。
いやー、これはざわつくニュースが入ってきました。ヤマハの原付二種ファンモデル「PG-1」のABS搭載版が、2026年7月に並行輸入で日本に上陸するとの情報です。
カブちゃん(Honda Cross Cub 110)に乗ってるわたしとしては、「クロスカブの対抗馬」なんて呼ばれてるモデルが気にならないわけがない。スペックや特徴をじっくりチェックしてみました。

えっ、カブちゃんのライバルが来るんですか!? ヤマハの原付二種って珍しくないですか? 気になる〜!
ヤマハ PG-1とは? タイ発の原二ファンモデル
PG-1は2023年末にタイで発表されたヤマハの原付二種バイク。開発コンセプトは「週末と寄り道が楽しい!」で、モペットの日常的な扱いやすさとスクランブラーの走破性を1台に両立させたモデルです。
エンジンはタイで人気の通勤バイク「Finn」をベースにした空冷114cc単気筒SOHC2バルブ。最高出力9PS/7,000rpm、最大トルク10Nm/5,500rpmを発揮します。自動遠心クラッチの4速ミッションなので、カブシリーズと同じくクラッチレバー操作なしで乗れるのがポイント。
特徴的なのは前後16インチのブロックパターンタイヤと、190mmの最低地上高。テレスコピックフォークにフロントディスクブレーキ、跳ね上げ式の前後分割シート(DUO型)など、見た目も走りもアドベンチャー寄りの設計です。タイを皮切りに東南アジア各国で販売され、日本のバイクメディアでも早くから注目されていました。
2026年モデルはここが変わった
今回日本に入ってくるのは、2025年に発表されたアップデート版です。
フロント1チャンネルABSを標準装備 — 最大の目玉。フロントブレーキに1チャンネルABSが標準装備され、急制動時のフロントロックを防いでくれます。リアはドラムブレーキのままですが、日常使いでの安全性は大きく向上。
フロントディスクが大径化 — ディスク径がφ220mmからφ245mmに拡大。25mmの大径化で制動力も向上しています。
丸形デジタルLCDメーター — アナログから丸形デジタルLCDに一新。タコメーターも搭載され、情報量がぐっと増えました。
その他 — シート表皮がブラウンからブラックに変更、フレームカバー形状の見直し、タイヤ銘柄の更新など。車重はABS関連パーツの追加で107kgから109kgへ2kg増。

ABS+ディスク大径化+デジタルメーター。実用面でのアップグレードが中心なのが好印象。2kg増も許容範囲でしょう。
スペック比較 — クロスカブ110・CT125ハンターカブと並べてみた
PG-1 ABS | クロスカブ110 | CT125 | |
|---|---|---|---|
排気量 | 114cc | 109cc | 123cc |
最高出力 | 9PS / 7,000rpm | 8PS / 7,500rpm | 9.1PS / 6,250rpm |
最大トルク | 10Nm / 5,500rpm | 8.8Nm / 5,500rpm | 11Nm / 4,750rpm |
車重 | 109kg | 107kg | 118kg |
シート高 | 795mm | 784mm | 800mm |
最低地上高 | 190mm | 163mm | 165mm |
ブレーキ(前/後) | ディスク+ABS / ドラム | ディスク+ABS / ドラム | ディスク+ABS / ディスク |
タイヤ | 前後16インチ | 前後17インチ | 前後17インチ |
燃料タンク | 5.1L | 4.1L | 5.3L |
価格(税込) | 44万円(並行輸入) | 41万2,500円〜 | 49万5,000円 |
数字で見ると面白いんですよね。PG-1はクロスカブ110より排気量・出力ともに上回っていて、最低地上高も27mm高い。ブレーキ構成はクロスカブ110と同じ「フロントディスク+ABS/リアドラム」なので、ここは互角。CT125だけがリアにもディスクブレーキを採用しています。
そして価格。PG-1 ABSの44万円は並行輸入価格で、クロスカブ110(41万2,500円〜)との差は約2万7,500円。一方でCT125ハンターカブは49万5,000円なので、実はPG-1のほうが5万円以上安い計算になります。正規輸入ではない分、メーカー保証やサービスネットワークの違いは頭に入れておく必要がありますが、価格面では意外と健闘しています。

最低地上高が27mmも違うんですね……! あと、リアブレーキがクロスカブと同じドラムなのは意外でした。原付二種ってリアディスクが当たり前じゃないんですね。

そうそう、リアドラムは原二だとまだ普通なんだよね。カブちゃんもまったく同じ構成だし。で、もっと注目してほしいのが価格で——PG-1、CT125より5万円以上安いの。クロスカブとは差が約2万7,500円まで縮まってて、ここが本当の勝負どころかも。
クロスカブオーナーとして気になる3つのポイント
1. 最低地上高190mmのアドベンチャー感
PG-1最大の武器はこれ。190mmの最低地上高はクロスカブの163mmを大きく上回っていて、ちょっとした林道やダートも気にせず入っていけそう。前後16インチのブロックタイヤとの組み合わせで、オフロード走行の安心感はPG-1に軍配が上がりそうです。
メディアの試乗インプレッションでも「オフロード界のスーパーカブ」なんて評価が出ているくらい。ヤマハらしい走りの楽しさが詰まっているみたいです。
2. 並行輸入ならではの注意点
PG-1はヤマハの日本正規ラインナップではなく、シルバーバックなどの輸入業者を通じた並行輸入車。つまりメーカー保証は基本的についてこないし、純正パーツの入手にも不安が残ります。クロスカブなら全国のHondaディーラーで面倒を見てもらえる安心感は、やっぱり大きいです。
整備を自分でやる派のわたしでも、パーツ供給がスムーズかどうかは長く付き合ううえで重要なポイント。

保証がないのはビギナーとしてはちょっと不安かも……。メグちゃんも正規ディーラーで買ってよかったなって思います。
3. 「カブの牙城」は崩れる?
正直なところ、すぐには難しいかなと思います。クロスカブ110との価格差は約2万7,500円まで縮まっていますが、正規ディーラーでのサポートがある安心感や、日本のカブ文化が育てたパーツ・カスタムのエコシステムの厚さは、一朝一夕には追いつけません。
ただ、もしヤマハが本気で日本正規導入に動いたら話は変わってくるかもしれません。ABS搭載でユーロ5相当の排ガス規制にも対応しているとの見方があり、技術的なハードルは以前より下がっています。正規導入されて30万円台の値付けが実現したら、かなり面白い選択肢になるはず。
まとめ
ヤマハ PG-1 ABSは、カブ系にはない本格的なオフロード走破性と、自動遠心クラッチの気軽さを両立した面白いモデルです。並行輸入で44万円、この夏から日本で手に入るのは嬉しいニュース。
カブちゃんオーナーとしてはライバル出現でちょっとソワソワしつつも、選択肢が増えるのは素直にいいことだと思います。原付二種クラスがもっと盛り上がってくれたら、みんなにとってハッピーですよね。
気になる人は、取り扱い店舗に在庫状況を問い合わせてみてください。
参考リンク

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