「ブレーキかけたらシートで前に滑る」問題、ネモケンに聞いたら目から鱗だった
この前ハチで峠走ってたとき、コーナー手前でブレーキかけるたびに「あれ、なんかお尻がじわじわ前にずれてく」って感覚があってさ。減速Gでシートの上をすべっておまたがタンクに押し付けられる状態。
うまく言えないんだけど、あの状態だとリーンに入るときの姿勢が崩れて、コーナリングが決まらないんだよね。「体の問題?バイクの問題?」ってずっとモヤモヤしてたところに、「教えてネモケン」でまさにこの悩みへの回答があったのでまとめてみた。
「教えてネモケン」って?
ネモケンこと根本健さんは、バイク好きなら知ってる超ベテランのライディングインストラクター&バイクジャーナリスト。長年にわたってライテクを発信してきた人で、「RIDE HI」連載の「教えてネモケン」は読むたびに「そうか、そういうことか」ってなるシリーズ。今回で154回目というだけあって、積み重ねが半端じゃない。

ライテクって「整備」とは違うんだけど、安全に乗るためのスキルって意味では大事なメンテだとわたしは思ってる。体のメンテとも言えるかな。
ブレーキでお尻が前に滑る原因は「ニーグリップ不足」
根本さんの回答のポイントを噛み砕くと、こういうこと。
ブレーキングで体が前にずれる一番の原因はニーグリップが甘いこと。ニーグリップ(膝でタンクを挟む)は、減速Gに対して体をしっかり支えるアンカーになる。これが弱いと、慣性に負けてお尻がスルスルと前へ動いてしまう。
手でハンドルにしがみついて体を支えようとする人もいるけど、これはNG。ハンドルに余計な荷重がかかって、バイクの自然なステア(曲がろうとする動き)を邪魔してしまう。
具体的にどうする?3つのポイント
1. 膝でタンクをしっかり挟む(ニーグリップ)
ブレーキをかける前——コーナー手前が視界に入った段階で——膝でタンクをぎゅっと挟んでおく。これだけで体の前滑りがかなり防げる。「ニーグリップ」って言葉は知ってたけど、わたし正直タイミングが遅かったんだよね。ブレーキかけてから慌てて膝を締めてた気がする。早め早めの準備が大事。
2. つま先~拇指球に体重を乗せる意識
ステップに乗った足のつま先〜拇指球あたりに体重を意識的に乗せると、下半身全体でバイクを挟みやすくなる。かかとが浮き気味だと下半身のグリップが弱くなるから、足の裏の前半分を意識してみて。
3. 体幹を軽く締めておく
これが一番地味で効くやつ。お腹まわりの筋肉(体幹)に軽く力を入れておくだけで、上半身が慣性でつんのめるのを防げる。バイクの運転ってけっこう体幹を使うんだよね。長距離ツーリングで疲れる理由のひとつもここにある気がしてる。ロウさんで3時間超えると腰に来るのも、体幹の疲れが関係してるのかも……と最近思ってる。

これだけは覚えておいてほしいんだけど、ハンドルにしがみついてブレーキングしてると、コーナリングが乱れるよ。下半身でバイクをつかむのが基本!
3台でそれぞれ体感が違うのが面白い
ニーグリップって、バイクによってやりやすさが全然違うんだよね。
ハチ(GSX-8R)はタンクの形状が比較的挟みやすくて、スポーツライディングを想定したポジション。ブレーキングからリーンへの移行がスムーズにハマったときは本当に気持ちいい。ロウさん(Harley-Davidson Low Rider ST)はミッドコントロール(ステップが真ん中あたり)なんだけど、わたしの体格だと結果的にちょっと足を前に投げ出す形になるから、ニーグリップよりも体幹と足先の踏ん張りで体を支える感覚が強い。大柄な車体とエンジンブレーキの効き方も独特で、乗り換えた直後はちょっと戸惑った。カブちゃん(Honda Cross Cub 110)はそもそもスピードが出ないから急制動で吹っ飛ぶ感覚はないけど笑、そもそもカブはタンクを膝で挟める形状じゃないからニーグリップできないんだけど、ステップへの荷重と体幹で支える基本は同じ。軽いから立ちごけ注意なんだよなあ。
次のツーリングで試してみて
というわけで、ブレーキングでお尻が前にずれる悩みへの答えは「ニーグリップを早めに、しっかり」が基本。そこに体幹と足先の意識が加わると、減速からリーンへの移行がずっとスムーズになる。
コーナリングって楽しい反面、姿勢が崩れると怖い目に遭うこともある。ライテクのベースを固めておくと、もしものときの対応力も上がるから、次のツーリングで意識してみてね。うまくいったら「できた!」ってなるはず。
自分の運転で気になることがあったら、スクールやライディングレッスンを受けてみるのもすごくおすすめ。プロに直接見てもらうのはやっぱり効果が大きい。
📝 参照元

最後まで読んでくれてありがとう! 気になることがあれば、他の記事もチェックしてみてね。


