2027年のMotoGPは2秒遅くなる!?850cc化レギュレーション変更の理由をわかりやすく解説

これ、わたしもびっくりしたんだけど、2027年のMotoGPが相当な「リセット」を迎えることになるみたいで。
元GPライダー・MotoGP開発ライダーの青木宣篤さんのコラム「上毛グランプリ新聞」Vol.41を読んでたら、「2027年のMotoGPマシンは2秒遅くなる」という話が出てきて……え、競技の世界でラップタイムが落ちるってどういうこと?ってなりまして(笑)
2027年MotoGP 大幅レギュレーション変更の概要
現在のMotoGPマシンは1000cc。これが2027年から850ccに排気量ダウンされることが決まっています。単純な排気量削減だけでなく、複数の変更が重なった「大改革」です。
主な変更点はこんな感じです:
- 排気量: 1000cc → 850ccへ縮小
- ライドハイトデバイス(車高調整機構)の全面禁止
- ダウンフォースデバイス(エアロパーツ)の大幅規制
- コスト削減を目的とした車両開発制限
- タイヤサプライヤーの変更(ミシュラン → ピレリ)
これらが重なることで、ラップタイムが現行比で「約2秒遅くなる可能性がある」と青木さんは解説しています。

ラップタイムが落ちるって聞くとネガティブに感じるけど、読み進めたら「あ、なるほど」ってなった。
なぜラップタイムが落ちるのか?
MotoGPは長年、「速さの追求」を軸に技術開発が続いてきました。現行の1000ccマシンは最高出力は280ps超ともいわれ、最高速度は350km/h以上を記録する化け物スペック。
ただ、そのぶん開発コストが膨大になり、技術的な差が大きくなりすぎてレースの面白さが損なわれるという指摘も出てきています。
青木さんの分析で特に興味深かったのが、ライドハイトデバイス(RHD)の禁止が最も大きな影響を与えるという指摘。RHDはコーナー出口の加速時にリア車高を下げてウイリーを抑え、より早くスロットルを開けられるようにする機構で、現行マシンのタイムに1周あたりコンマ数秒単位で貢献しているとされます。850ccへの排気量ダウンに加えてRHD禁止の影響が重なることで、ラップタイムが落ちるとのこと。
加えて、大型エアロパーツの規制も重なります。エアロ開発は風洞試験やCFDなど莫大な資金が必要で、トップチームとそれ以外の差が開きやすい領域。FIM・Dornaとしては安全性の向上やコスト抑制に加え、接戦を増やすことも狙いのひとつです。
要するに「最速を競うだけでなく、ライダーの腕と戦略で差がつくレースにしていこう」という方向性。ラップタイムが落ちるのは、そのための改革の結果なんですね。
過去にも排気量変更はあった
MotoGPの最高峰クラスは歴史的に何度か排気量が変わっています。2002年に500cc(2スト)→ 990cc(4スト)へ変わったときも大きな変革でしたし、その後2007年に800ccへ縮小、2012年に1000ccへ拡大という歴史があります。
そして2027年に850ccへ縮小。青木さん自身もスズキの開発ライダーとして990ccから800ccへの移行を経験しており、「排気量ダウンでコーナリングスピードは確実に上がった」と振り返っています。今回の850cc化でも同様の変化が起きるのか、そしてRHD禁止との相殺でどうなるのか、今から楽しみです。

MotoGP観るのが好きなんだけど、2027年のレギュレーション変更後がどんな展開になるか、今からワクワクしてる。
まとめ
というわけで、2027年のMotoGPは排気量850cc化を中心に大幅なレギュレーション変更が予定されています。「2秒遅くなる」は聞くとネガティブに感じますが、安全性の向上や接戦の増加を目指した改革の結果として起きる変化です。
今シーズンの現行1000ccマシンの戦いを見ながら、「2027年以降の姿」も想像しつつ観戦するのが楽しそう。MotoGPファンとしては、今から2027年が楽しみで仕方ない。
📝 参照元
よくある質問
2027年のMotoGPはなぜ排気量を下げるのですか?
安全性の向上、レースのスペクタクル性向上、コスト抑制などを目的に、FIM・Dorna・IRTA・MSMAの4者が合意した大規模なレギュレーション改革の一環です。排気量削減だけでなく、RHD禁止やエアロ規制なども同時に導入されます。
2秒遅くなると観戦の楽しさは減りますか?
元MotoGPライダーの青木宣篤氏は「2秒程度のタイムダウン」と予測していますが、接戦や駆け引きの増加が期待されています。一方で予測は専門家の間でも分かれており、実際の影響は2027年シーズンを待つ必要があります。

最後まで読んでくれてありがとう! 気になることがあれば、他の記事もチェックしてみてね。
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