足つき735mmと車重177kg。エリミネーターに注文が集まる本当の理由
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目次
足つきの良さは「シート高が低いこと」だと思われがちですが、傾きかけた車体を実際に支えているのは、シート高と車重の掛け算のほうです。カワサキのエリミネーターに注文が集まっている理由も、たぶんそこにあります。
2026年7月18日、カワサキが2027年モデルのエリミネーターシリーズ3機種を一斉に発売しました。発売から2週間あまり、販売店には反響が集まっていて、東京都内の販売店では納車が10〜11月頃の見込みという話も出ています。
項目 | 内容 |
|---|---|
何が起きた | カワサキが2027年モデルの「ELIMINATOR」「ELIMINATOR SE」「ELIMINATOR PLAZA EDITION」を一斉発売。販売店に注文が集中している |
発売時期 | 2026年7月18日発売(納車は東京都内の販売店で10〜11月頃の見込み) |
対象モデル・エリア | 日本仕様の3グレード。398cc・普通二輪免許で乗れるストリートクルーザー |
価格帯 | ELIMINATOR 85万8,000円 / SE 95万7,000円 / PLAZA EDITION 91万3,000円(すべて税込・2027年モデルは価格据え置き) |
一次ソース | |
ミツキ視点 | 735mmという数字より、177kgとの組み合わせのほうが効いている。低いだけのバイクは、重ければ結局こわい |

ここ、けっこう大事なポイントで。足つきの話は数字ひとつじゃ決まらないんです。
2027年モデルで変わったのは、ほぼ色
先に整理しておくと、今回の2027年モデルは大がかりなモデルチェンジではありません。主な変更はカラーとグラフィックの更新で、48PSを出す並列2気筒エンジンも、低くて長いフォルムも、ETC2.0車載器キットの標準装備もそのまま引き継がれています。しかも価格は据え置きです。
新色は、スタンダードにグリーンが追加され、SEにはメタリックブルーグリーン、PLAZA EDITIONには専用色のキャンディエメラルドグリーンが与えられました。シリーズ全体が緑に振れてきたかたちです。カワサキで緑と聞くとライムグリーンが浮かびますが、キャンディという名前が付くくらいなので、もっと深く沈んだ発色なのだと思います。クルーザーの車体には合いそうです。

シート高735mmって、わたしのメグちゃんと5mmしか変わらないんですね……! 数字で見ると、けっこう近い!
ヒマリちゃんの言うとおりで、Kawasaki Meguro S1(メグちゃん)のシート高は740mm。エリミネーターの735mmとは5mm差です。ただ、跨ったあとの感覚は同じにはなりません。理由は次の見出しで。
スペックをひととおり
エンジンは398ccの水冷並列2気筒DOHC。最高出力48PS(35kW)/10,000rpm、最大トルク37N・m(3.8kgf・m)/8,000rpm、トランスミッションは6速MTです。
車体は全長2,250mm×全幅785mm×全高1,140mm、シート高735mm。車両重量はPLAZA EDITIONで177kgとなっています。SEとPLAZA EDITIONには、GPS対応型の前後ドライブレコーダーとUSB Type-C電源ソケットが標準装備されます。
735mmより「177kg」のほうが効いている
足つきの話に戻ります。うちの3台とヒマリちゃんの1台を並べると、こうなります。
- Kawasaki Eliminator: シート高735mm / 車両重量177kg(PLAZA EDITION)
- Kawasaki Meguro S1(メグちゃん): シート高740mm / 143kg
- Harley-Davidson Low Rider ST(ロウさん): シート高720mm / 乾燥重量306kg
- Suzuki GSX-8R(ハチ): シート高810mm / 205kg
- Honda Cross Cub 110(カブちゃん): シート高784mm / 106kg
この並びでいちばん低いのは、実はロウさんの720mmです。エリミネーターより15mm低い。でも、うちで一番「立ちゴケがこわい」のは間違いなくロウさんです。306kgあるので、傾き始めてから支えられる角度がとても狭い。足がべったり着くこととバイクを起こせることは、まったく別の能力なんです。
エリミネーター(PLAZA EDITION)の177kgは、ロウさんより130kg近く軽い。そのうえでシート高が735mmということは、「足が着く」と「支えられる」が両方成立している状態です。販売店に老若男女から注文が集まっているのは、この2つが同時に満たされているからだと思います。

体重をかけた瞬間の安心感って、カタログの数字ひとつじゃ伝わらないところがある。
ETC2.0が全車標準、という地味に効く話
スペック表では目立ちませんが、ETC2.0車載器キットが全モデル標準というのは実利がかなり大きいです。あとから付けると本体と取り付けでそれなりの金額になりますし、ETC2.0であれば二輪車ETC定率割引の対象になります。高速代を節約する二輪車定率割引とツーリングプランの話は以前に書いたのですが、そこで前提になるのがまさにETC2.0の有無でした。
398ccという排気量は、高速道路に乗れて、なおかつ車検はあるものの維持費が大型ほどではないゾーンです。そこにETC2.0が最初から付いてくるのは、週末に距離を伸ばしたい人にとって素直にありがたい構成だと思います。
向いている人と、物足りないかもしれない人
- 向いている: 普通二輪免許で乗れるクルーザーを探している人。信号の多い街を走る時間が長い人。過去に重い車体で怖い思いをしたことがある人
- 向いている: 2台目に「気楽な1台」を足したい人。177kgは、ガレージから出す時点で気持ちのハードルが低いです
- 物足りないかも: 高速の追い越し車線を淡々と流したい人。48PSは街と郊外では十分ですが、長距離を高い速度で巡航し続ける用途だと余裕の量が変わります
- 物足りないかも: 大排気量クルーザー特有の低回転の鼓動を求めている人。並列2気筒は素直でスムーズな代わりに、Vツインの脈打つ感じとは別の乗り物です
わたし自身は3台体制を崩す気がないので買い替えの候補には入りません。それでも、ヒマリちゃんが2台目を考える日が来たら真っ先に名前を出すと思います。Kawasaki Meguro S1(メグちゃん)から乗り換えるのではなく、足す1台として。軽さと低さに慣れた人が、そのまま距離を伸ばせる方向へ進めるからです。
まとめ
低さと軽さの両方が揃っている400ccクルーザーは、実はそんなに選択肢がありません。気になっているなら、まず販売店で跨ってみるところからで十分です。納車が10〜11月見込みということは、いま動いた人が秋のツーリングシーズンに間に合う、ということでもあります。
もっと知りたい人へ
- カワサキ公式:2027 ELIMINATOR — スタンダードのスペック詳細とカラーバリエーション
- カワサキ公式:2027 ELIMINATOR SE — ドラレコ・USB電源が付くSEの装備確認に
- カワサキ公式:エリミネーター モデル比較 — 3グレードの装備差を横並びで確認できます
📝 参照元
よくある質問
エリミネーターは普通二輪免許で乗れる?
乗れます。総排気量は398ccで、普通二輪免許の範囲に収まります。高速道路も走行できます。
2027年モデルは何が変わったの?
主な変更はカラーとグラフィックの更新で、エンジンや車体の基本構成、ETC2.0標準装備は据え置きです。価格も変わっていません。
3グレードの違いは?
SEとPLAZA EDITIONにはGPS対応型の前後ドライブレコーダーとUSB Type-C電源ソケットが標準装備されます。価格は85万8,000円、91万3,000円、95万7,000円(いずれも税込)です。
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