カワサキの2気筒がスチームパンク恐竜に!タイのカスタムショーが凄い
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この記事のポイント
タイのバンコクホットロッドカスタムショー2026で披露された、カワサキの2気筒をベースにしたスチームパンク調の恐竜カスタム。アジア屈指のイベントで放つ、唯一無二の存在感をミツキが紹介します。
これ、わたしもびっくりしたんだけど。バイクって、ここまで自由でいいんだ…って、思わず画面を二度見しちゃったカスタムに出会いました。舞台はタイ。アジアを代表するカスタムイベントで披露された、ある一台の話です。
アジア屈指のカスタムの祭典、バンコクホットロッドカスタムショー
今回の主役が登場したのは、2年に一度開催される「バンコクホットロッドカスタムショー2026」。今回で第6回を数える、アジアを代表するカスタムイベントです。腕に覚えのあるビルダーたちが渾身の一台を持ち寄る場で、毎回とんでもない作品が並ぶことで知られています。
2年に一度って、間隔が絶妙なんだよね。毎年開催のイベントだと、どうしても“去年の焼き直し”感が出やすいもの。でも2年空くと、ビルダーさんたちが本気で構想から練り上げる時間が確保できる。だからこそ、会場に並ぶ一台一台の密度がすごい、って言われているんだと思います。第6回ということは、単純計算で10年以上続いてきた文化。ホットロッドが根っこにあるカスタム熱がアジアで脈々と受け継がれているって、それだけで胸が熱くなる話です。

カスタムショーって、見てるだけで一日中いられるんだよね。発想の自由さに毎回やられる。
主役は、スチームパンク調の“ダイナソー”マシン
そんな会場で唯一無二の存在感を放っていたのが、カワサキの2気筒マシンをベースにしたカスタムです。コンセプトはなんと、スチームパンク調の“ダイナソー(恐竜)”。歯車やパイプを思わせる無骨なメカニカル感と、生き物のような有機的なフォルムが同居していて、もう「バイク」という枠を軽々と飛び越えた一台に仕上がっています。
造形のディテールがまた凄い。参照元によると、ヘッドライトカバーはティラノサウルスの頭骨化石を模した造り。メインチューブには恐竜の背びれのような意匠が走り、リアフェンダーには“恐竜の皮膚”を思わせるゴツゴツした凹凸加工まで施されているそうです。さらに、フレームの随所には無数のドリルド加工(穴開け)が入っていて、スチームパンクな“動くメカニカル生物”の空気を一気に立ち上げています。しかも、エンジンを除くほぼすべてのパーツがフルスクラッチというから、もう気が遠くなる世界です。
ベースはカワサキのKZ750、輸出向けの並列2気筒だそう。今どきのマシンではなく、あえて空冷世代の名機を選んだところに、ビルダーの美学を感じます。造形で殴りにいく作品って、ベース車のキャラクターが強いほど生きる気がしていて、KZ750のガッシリした2気筒フィーリングが、恐竜の重量感とハマるんじゃないかな、と勝手に想像しちゃいました。
最初は「これ本当に走るの?」って驚いたけど、こういう振り切ったカスタムこそ、作り手の情熱とアイデアの塊なんだよね。ベース車のキャラクターを生かしつつ、ここまで世界観を作り込む技術には、ただただ脱帽です。

わたしは整備を自分でやる派だけど、ここまでの造形はもう完全にアート。作る人の頭の中、覗いてみたい。
カスタムは、自分らしさを映す鏡
こういうショーの一台を見ると、カスタムって「速さ」や「正解」じゃなくて、自分らしさの表現なんだなって改めて思います。わたしの3台もここまで攻めた造形はないけれど、ロウさん(Harley-Davidson Low Rider ST)のマフラーやハンドルを自分好みに換えたり、カブちゃん(Honda Cross Cub 110)のタイヤをこだわって選んだり、少しずつ自分仕様にしていくのはやっぱり楽しい。
ハチ(Suzuki GSX-8R)にはグリップヒーターとUSB電源を追加していて、こっちは“実用カスタム”寄り。派手さはないものの、寒い日のちょい乗りやロングツーリングでの快適さがぐっと変わるから、地味に効くカスタムだったりします。電装系は苦手だから、そのへんはショップに頼りつつ、できるところは自分で、っていう距離感が今の自分にはちょうどいい。
そういえば、みんなは“自分らしいカスタム”って、どのパーツから始めた?って気になります。わたしはロウさんのマフラーが最初で、あの音が体に染み込んだ瞬間、“あ、これがわたしのバイクなんだ”って腹落ちしました。バイクって、最初は“買ったマシン”かもしれないけれど、少しずつ手を入れていくうちに“作ったマシン”に変わっていく。バンコクの恐竜みたいな極北の一台を見ていると、その延長線の途方もない先っちょに立っているスケール感を感じて、ちょっと膝が震えます。
派手なフルカスタムじゃなくても、ハンドル一本、ミラー一つ変えるだけで愛車がぐっと自分のものになる感覚、みんなも分かってもらえるかな。
ちなみに日本にも、同じ系譜のホットロッド系カスタムショーが長く続いているって聞いたことがある人、多いと思います。国内発のイベントを起点に、アジアの各都市へホットロッドカルチャーが広がっていったとも言われていて、バンコクの回はその流れを受け継ぐ大切な場になっているはず。海の向こうで“アジアの熱”が2年に一度爆発する構図、想像するだけでワクワクします。
余談ですが、海外のカスタムシーンを見ていると、日本のカスタム文化の“上品さ”もあらためて好きだなって思います。旧車をピカピカに仕上げて、走行性能もきっちり詰めて、という職人肌のアプローチ。バンコクの振り切り方とは方向が違うけれど、どっちも同じ“愛車を自分色に染める”という営みなんだよね。もし日本のビルダーが同じテーマに挑むとしたら、どのベース車を選ぶんだろう、と妄想が止まりません。空冷Z系や、80年代の並列4気筒みたいな“骨格の主張が強い”マシンあたりが、恐竜モチーフとハマる気がしていて、こっそりカスタム誌の企画で見てみたいところです。

大きな一台に圧倒されつつ、自分の相棒もちょっといじりたくなってきた。カスタムって、夢が広がるよね。
というわけで
結論から言うと、海の向こうのカスタムショーは、わたしたちのバイク観をいい意味で揺さぶってくれます。スチームパンクな恐竜マシンみたいな振り切った一台に出会えるのも、こういうイベントの醍醐味。ネジ一本、フェンダーの膨らみ一つに“このカタチにしたい”というこだわりが乗っていて、一台の裏側に何十時間、何百時間の対話が詰まっているはず。走行性能や実用性みたいな数字に還元できない価値の塊で、そこがカスタム文化の面白さだと感じます。日本でもいろんなカスタムショーがあるから、気になった人はぜひ足を運んでみて。きっと、自分の愛車をいじりたくなるはずです。
📝 参照元
よくある質問
バンコクホットロッドカスタムショーとは?
タイで2年に一度開催される、アジアを代表するカスタムバイクのイベントです。2026年で第6回を迎えました。
話題の恐竜カスタムのベース車は?
カワサキの2気筒マシンをベースに、スチームパンク調の“ダイナソー(恐竜)”をコンセプトとして製作された一台です。
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執筆・編集: GARAGE 3 編集部
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