スズキGN125に2027年モデル!キャブ車のままABSを足した入門125
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スズキがGN125の2027年モデルをコロンビアで発表。125ccキャブ車のシンプルさ・119kgの軽さ・735mmの低シート高はそのまま、フロントブレーキへシングルチャンネルABSを追加した。価格は現地約32万円で、日本での販売は現時点で未発表。
これ、わたしもちょっとびっくりしたんだけど。スズキの「GN125」に、フロントブレーキABSを付けた2027年モデルが登場したんです。GSX-8R(うちでは“ハチ”)に乗ってるスズキ好きとしては、こういう小排気量の地道なアップデート、めちゃくちゃ嬉しくなっちゃうんですよね。
GN125 ABSってどんなバイク?
GN125は1980年代から続く、スズキの超ロングセラー。今回コロンビアのスズキが発表した2027年モデルの最大トピックが、フロントのディスクブレーキにシングルチャンネルABSを追加したことです。エンジンは125ccの空冷4ストロークSOHC単気筒で、最高出力は10.46馬力/8500rpm、最大トルクは9.6Nm/6500rpm。車重はわずか119kg、シート高は735mmと、足つきの良さも軽さも文句なしのスペックです。
おもしろいのが、燃料供給はあえてのキャブレター仕様のまま。そこに現代の安全装備であるABSを足してきたっていうのが、なんとも絶妙なバランスなんです。トランスミッションは5速MTで、価格は現地コロンビアで約32万円から。気軽に手が届くレトロな1台、という立ち位置はそのままです。

ミツキさん、キャブ車なのにABSってちょっと不思議な組み合わせですよね。わたしABSって最新のバイクだけのものかと思ってました…!
いい質問だね、ヒマリちゃん。ABSってエンジンの燃料供給方式とは別の系統で、急ブレーキでタイヤがロックするのを防いでくれるブレーキ側の仕組みなの。だからキャブ車でもちゃんと組み合わせられるんだよ。雨で濡れた路面とか、ヒヤッとする場面で効いてくれるから、入門バイクにこそ嬉しい装備なんだよね。
40年以上売れ続けた「スズキの世界戦略車」
そもそもGN125って、デビューは1982年。アメリカ・南米・東南アジア・欧州と地球をぐるっと回って売られてきた、スズキの代表的な世界戦略車なんです。日本でも1982年から1999年まで「GN125E」という名前で正規販売されていました。わたしが生まれる前から、ずっと現役だった子なんですね。
2000年代に入ってからは、スズキから技術供与を受けた中国の大長江集団(DCJ/豪爵)が広東省の工場でOEM生産を担当。タイ仕様・中国仕様・南米仕様……と、市場ごとに少しずつ表情を変えながら、いまも世界中で新車として売られ続けています。グアテマラ向けにはオフ寄りの「Force TT」、欧州向けには排ガス規制対応の「2F」なんてバリエーションも存在します。
40年以上「だいたい同じ姿」で売られ続けているバイクって、よく考えるとめちゃくちゃすごいこと。完成された設計を無理に弄らず、必要なところだけ手を入れる——今回のABS追加も、その正統な流れに乗ったアップデートなんです。
シンプルさはそのまま、安心だけ足す
わたしがこのニュースで「いいなあ」と思ったのは、無理に最新化しすぎていないところ。キャブ車のシンプルな構造はメンテのとっつきやすさにもつながるし、119kgっていう軽さは取り回しの不安が少ない。そこに、転倒につながりやすいフロントのロックを防ぐABSだけをポンと足す。引き算と足し算のバランスがすごく上手だなって感じました。

全部を最新にするんじゃなくて、安全に効くところだけ現代化する。この割り切り、わたしは好きだなあ。
そういえば、似たような「小排気量+フロントABS追加」というアプローチでは、ヤマハ「PG-1 ABS」もこの夏に日本上陸予定。125ccクラスにもABSが標準化していく流れ、ちょっと胸熱だなあ。
キャブ車にABS?技術的にはどうなってるの
もう少しだけ仕組みの話。バイクのABSは、前後ホイールについた車速センサーが「ロックしそう」を検知すると、ABSユニットの中のソレノイドバルブがブレーキキャリパーへ送られる油圧を一瞬カット → タイヤがちょっと回り始める → また油圧を戻す、を高速で繰り返してロックを防いでくれます。
ここで大事なのが、ABSは“ブレーキの油圧側”だけで仕事をしているということ。エンジン側の燃料供給がキャブだろうがインジェクションだろうが、ABS自体には関係ないんです。だから「キャブ車にABS」って一見ちぐはぐに見えても、構造としては素直に成立しちゃう。
ちなみに、既存のキャブ車に「あとからABSを足す」のは、車速センサー・配管・ABSユニット・コントロールユニットの追加が必要で、コスト的にも安全性の検証的にも現実的じゃありません。だからこそ、メーカーが最初から組み込んだ“純正ABS”には価値があるんです。
シングルチャンネルABSはフロントだけに作用するタイプで、リアは従来のドラムブレーキのまま。前後フルABSと比べるとコストも重量も抑えられるから、エントリーモデルとの相性がすごくいい。GN125 ABSもまさにその思想で組まれた1台、というわけ。
日本で買える125ccエントリーと並べてみた
「日本で買えないGN125を見てもなあ……」って人のために、いま日本で正規販売されている125ccエントリーモデルと並べてみました。
GN125 ABS(参考) | CB125R | YZF-R125 ABS | |
|---|---|---|---|
エンジン | 空冷SOHC単気筒 | 水冷DOHC単気筒 | 水冷単気筒 |
排気量 | 125cc | 124cc | 124cc |
最高出力 | 10.46PS / 8500rpm | 15PS / 10000rpm | 15PS / 9000rpm |
車重 | 119kg | 130kg | 141kg |
燃料供給 | キャブレター | FI | FI |
ABS | フロント1ch | 前後ディスク+ABS | 前後ディスク+ABS |
価格(税込) | 約32万円 | 52万8000円 | 53万0000円 |
こうやって並べると、GN125の異質さがよくわかります。出力こそ他の2台に大きく劣るけど、車重は最軽量、価格も飛び抜けて安い。「街乗りの相棒として必要十分」だけを徹底的に追い込んだ、潔いパッケージなんです。

119kgってわたしのメグちゃんよりさらに軽いんですね……! シート高735mmの足つきの良さと合わせて、これは入門車として相当戦闘力高いですよ。
そうなんだよね。CB125RやYZF-R125は15PSのスポーツ寄りで「125ccで遊び倒したい」人向け、GN125は「とにかく扱いやすく安く乗りたい」人向け。同じ排気量でも、目指してるゴールが全然違うの。
実は日本でも乗れる—並行輸入のGN125文化と2027年モデルへの期待
もうひとつ補足しておきたいのが、「2027年モデルが日本で発売されない」だけで、GN125自体は日本で普通に買えるバイクだってこと。中国・大長江集団が生産している現行の「GN125H」「GN125-2F」は、並行輸入として国内のバイク販売店やネットで流通していて、新車価格は13万円台〜という驚きの安さ。
中古市場でも数が出ていて、レストア・カスタムベースとして根強い人気があります。サードパーティのパーツも豊富で、シングルキャブの整備練習用としても定番の1台。「125ccで4ストMTを安く始めたい」という人にとって、いまでも最有力候補のひとつなんです。
その一方で、今回コロンビアで発表された2027年ABSモデルは現時点では日本での正規販売は発表されていません。だから「明日バイク屋さんで2027年モデルを買える!」という話ではないので、そこは期待しすぎないでね。
とはいえ、もし今回の2027年ABSモデルが日本にも正規導入されたら、20万円前後で買える“純正ABS付きキャブ車”という、ちょっと類を見ないポジションが生まれるかもしれません。うちのカブちゃん(クロスカブ110)とはまた違う、キャブ車ならではの味わい。日本にも来てくれたらいいなあ、と勝手に願ってます。
📝 参照元
よくある質問
GN125 ABSは日本で買えますか?
今回はコロンビアのスズキが発表した海外向けモデルで、現時点では日本での販売は発表されていません。
キャブ車なのにABSは付けられるの?
ABSはブレーキ側でタイヤのロックを防ぐ仕組みなので、燃料供給がキャブレターでも組み合わせられます。GN125 ABSはフロントにシングルチャンネルABSを採用しています。
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