136PSのZに、キャンディグリーン。Z1100の2027年モデルが欧州で発表
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Suzuki GSX-8R
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この記事のポイント
カワサキ・ヨーロッパが2026年8月4日、Z1100とZ1100 SEの2027年モデルを発表しました。機構の変更はなく、Z1100 SEにキャンディフラットブレイズドグリーンが加わったのが要点です。日本仕様は1,098cm³・136PSで、158万4000円から販売中です。
136PS、車両重量221kg、そして158万4000円。カワサキのZシリーズでいちばん大きなエンジンを積む「Z1100」の、日本仕様の数字です。このZ1100とZ1100 SEに2027年モデルが設定されることを、カワサキ・ヨーロッパが2026年8月4日に発表しました。
エンジンも電子制御も据え置きで、動いたのは色だけ。それでもわたしがこのニュースに反応したのは、追加された1色がZの頂点に「カワサキらしさ」を戻してきたからです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 何が起きた | カワサキ・ヨーロッパが「Z1100」「Z1100 SE」の2027年モデルを発表。変更点はカラーリング |
| 発売時期・実施時期 | 欧州で2027年モデルとして展開(発売日は未発表) |
| 対象モデル・エリア | Z1100 / Z1100 SE(欧州向け)。日本への導入は未発表 |
| 価格帯 | 欧州価格は未発表 / 日本の現行モデルは158万4000円(SEは176万円) |
| 一次ソース | Kawasaki Europe 公式サイト(日本仕様はカワサキモータースジャパン公式) |
| ミツキ視点 | Z1100 SEに増えたキャンディフラットブレイズドグリーンが、スーパーネイキッドの頂点にちょうどいい緑 |
2027年モデルで動いたのは、カラーリング
今回の発表で示されたのは、2027年モデルのカラー構成です。標準のZ1100はエボニー/メタリックカーボングレー。Z1100 SEはメタリックマットグラフェンスチールグレー/メタリックマットカーボングレーに加えて、キャンディフラットブレイズドグリーンが用意されます。
エンジンも車体も電子制御も、公表されている範囲では現行モデルから変わっていません。つまり2027年モデルの中身は、すでに日本で買えるZ1100と同じものだと考えていいはずです。
そのうえで、SEに増えたキャンディフラットブレイズドグリーン。カワサキの緑といえばライムグリーンが代名詞ですが、キャンディ系の深い発色をフラット寄りに振ってくるのは、頂点に置く1台の色としてかなり面白い選び方だと思います。

え、SEに緑が来るの? 中身は据え置きなのに、それだけで一気に欲しくなるのずるいなあ。
Z1100とZ1100 SE、装備の差はどこにあるか
標準のZ1100の時点で、装備はかなり厚いです。ボッシュ製の6軸IMU、KTRC(トラクションコントロール)、KQS(クイックシフター)、KCMF(コーナリングマネジメントファンクション)、KIBS(インテリジェントABS)、インテグレーテッドライディングモード、電子制御スロットルバルブ、電子制御クルーズコントロール、5インチTFTメーター。ここまでが標準です。
SEで足されるのは、走りの土台にあたる部分です。ブレンボ製M4.32フロントブレーキキャリパー、オーリンズ製S46リヤショック、ハンドルバーマウントのUSB Type-C電源ソケット、そして各種スライダー類。
電子制御で差を付けるのではなく、ブレーキとサスペンションという「手と足で違いが分かるところ」に上位版の予算を寄せている。ここがZ1100 SEの性格です。日本での価格差は17万6000円で、ブレンボとオーリンズが最初から載ってこの差額なら、後から入れ替えるより素直だと思います。
日本ではもう買える。数字で見る立ち位置
Z1100とZ1100 SEは、日本ではすでに2026年2月14日に発売されています。日本仕様の主要諸元を、わたしの通勤仕様であるSuzuki GSX-8R(うちの「ハチ」)と並べてみます。
| 項目 | Kawasaki Z1100(日本仕様) | Suzuki GSX-8R(わたしのハチ) |
|---|---|---|
| エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒 1,098cm³ | 水冷並列2気筒 775cc |
| 最高出力 | 136PS(100kW)/9,000rpm | 80PS(59kW) |
| 車両重量 | 221kg | 205kg |
| シート高 | 815mm | 810mm |
| 燃料タンク容量 | 17L | 15L |
Z1100の最大トルクは113N·m/7,600rpm。価格は税込158万4000円で、Z1100 SEが176万円です。
この表を作っていて自分でも意外だったのが、シート高と重さです。136PSの1,098ccと80PSの775ccで、シート高の差は5mm、車両重量の差は16kg。数字だけ見れば、Z1100は「ハチにあと16kg足した重さ」ということになります。
もちろん実際の取り回しは重心の位置やハンドル幅で変わるので、この16kgがそのまま体感になるわけではありません。ただ「1,100ccのスーパーネイキッドは別世界の巨大な乗り物」という先入観があるなら、一度数字を見てから判断したほうが正確です。跨がってみて初めて「あ、意外といける」となる人は、たぶん少なくないと思います。
大型の水冷直4は、わたしのガレージに無い引き出し
正直に書くと、わたしは大型の水冷並列4気筒に乗ったことがありません。大型は2021年に買った中古のKawasaki W800が最初で、今の相棒はHarley-Davidson Low Rider ST(ロウさん)。どちらも空冷で、鼓動を数える側のエンジンです。
ロウさんはMilwaukee-Eight 117の1,923ccで、出力は約105PS。排気量はZ1100の1.7倍以上あるのに、最高出力は31PS低い。同じ「大型」でも、エンジンの設計思想でここまで数字の出方が変わります。空冷Vツインは低い回転で太いトルクを出し、水冷直4は9,000rpmまで回して136PSを取りにいく。どちらが上という話ではなく、そもそも競技種目が違うという感じです。
で、その136PSをどこで使い切るのかというと、わたしにはサーキットの経験がありません。公道で136PSを使い切る場面は、正直に言って思いつかない。それでも大排気量の直4に惹かれるのは、たぶん使い切るためじゃなくて、開ける前の余白そのものが気持ちいいからだと思います。
買う人、待つ人、見に行く人
今回のニュースを、立場ごとに整理します。
- いま日本でZ1100が欲しい人: 2027年モデルの変更点はカラーのみ。中身を待つ理由はありません。現行モデルから選んで問題ないはずです
- キャンディフラットブレイズドグリーンが欲しい人: これは欧州向け2027年モデルとして発表された色で、日本導入は現時点で未発表。待つ価値はありますが、来ない可能性も込みで待つことになります
- 標準とSEで迷っている人: 差額17万6000円で入るのはブレンボとオーリンズ。ここを後から替える予定があるならSE、電子制御だけで十分ならスタンダードで足ります
わたし自身はというと、ガレージがもう3台で埋まっているので買いません。ただ、SEの緑が日本に来たら実車は絶対に見に行きます。写真で見る色と、ショールームのライトの下で見る色は別物なので。

色で心が動いた買い物、わたしは後悔したことがない。ロウさんのときも最後に効いたのは数字じゃなかったし。
まとめ
Z1100の2027年モデルは、機構を触らずに色で更新してきたモデルです。押さえておきたいのは3点。カワサキ・ヨーロッパが2026年8月4日に発表したこと、変更点はカラーリングでZ1100 SEにキャンディフラットブレイズドグリーンが加わったこと、そして日本ではすでに158万4000円から買えることです。
スペックが1年据え置きだと「今年は何もない年」に見えますが、色が変われば乗りたい理由になります。近くの正規取扱店に寄る用事があれば、ついでに現行のZ1100を眺めてみるのも悪くない過ごし方だと思います。実車の前に立つと、136PSという数字が急に自分ごとになるので。
もっと知りたい人へ
- カワサキモータースジャパン公式:Z1100 製品ページ — 日本仕様のカラー・装備・写真
- カワサキモータースジャパン公式:Z1100 主要諸元 — 出力・重量・寸法の一次情報
- カワサキモータースジャパン プレスリリース:Z1100/Z1100 SE 発売 — 日本発売時の価格と装備の発表資料
- カワサキモータースジャパン公式:正規取扱店検索 — 実車の確認・試乗車の問い合わせ
- Kawasaki Europe 公式サイト — 今回の2027年モデル発表の発信元
よくある質問
Z1100の2027年モデルは、現行モデルから中身が変わりますか?
公表されている範囲では変更はカラーリングのみです。エンジン・車体・電子制御は据え置きとされています。
キャンディフラットブレイズドグリーンは日本でも買えますか?
欧州向け2027年モデルのカラーとして発表されたもので、日本への導入は現時点で未発表です。
Z1100とZ1100 SEの違いは何ですか?
SEにはブレンボ製M4.32フロントキャリパー、オーリンズ製S46リヤショック、USB Type-C電源、スライダー類が加わります。日本での価格差は17万6000円です。
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執筆・編集: GARAGE 3 編集部
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