ミラー掛けはもう卒業。フェリーのヘルメットは客室へ持って上がる
※ 当記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています
この記事のポイント
商船三井さんふらわあが2026年7月23日、二輪で乗船する際にヘルメットを客室へ持ち込むよう要請。固定作業での接触や盗難防止が理由で、車両に残した荷物の破損・盗難は免責。名門大洋フェリーも同趣旨のお願いを掲出。畳めるヘルメットバッグを1枚積むのが現実的な対応になる。
フェリーの車両甲板でバイクを預けるとき、わたしはいつもミラーにヘルメットを掛けたまま船室へ上がっていました。両手が空くし、船が着いたらそのまま被れるし、それが当たり前だと思っていたからです。
その習慣に、運航会社側から待ったがかかりました。商船三井さんふらわあが7月23日、乗船時にバイク用ヘルメットを客室へ持ち込むよう呼びかける「重要なお知らせ」を掲出しています。あわせて、車両に残した荷物の破損や盗難については免責である、とあらためて示されました。
項目 | 内容 |
|---|---|
何が起きた | 商船三井さんふらわあが、二輪車で乗船する乗客に対しヘルメットを客室へ持ち込むよう呼びかける「重要なお知らせ」を掲出。車両に残置した荷物の破損・盗難は免責であることもあわせて明示 |
発売時期・実施時期 | 2026年7月23日に告知。以後の乗船が対象 |
対象モデル・エリア | 二輪車でさんふらわあに乗船する乗客全般(車種・排気量を問わない) |
価格帯 | 費用の発生なし(運賃・料金の変更ではない) |
一次ソース | |
ミツキ視点 | ミラー掛けが習慣になっている人ほど刺さる話。ヘルメットバッグを1枚積むだけで済みます |
呼びかけの中身
内容そのものはシンプルです。バイクで乗船するときは、ヘルメットを車両に残さず客室へ持って上がってください、というお願いになります。
理由として挙げられているのが2つ。ひとつは、二輪車の固定作業や積込み・積下ろしの際に、ヘルメットが固定用のベルトや周囲の車両に接触して傷・汚れ・破損が生じる場合があること。もうひとつが、車両に残された荷物の盗難を防ぐためです。
そして重要なのが、車両に残した荷物の破損や盗難については免責になる、という部分です。つまり「掛けっぱなしにしていたヘルメットに傷が入った」ときの落としどころは、基本的に自分側にあります。

え、免責? 正直、今までまったく意識していませんでした。ミラーに掛けるのが普通だと思ってた。
船の中でバイクに何が起きているか
航送を頼んだことがある人は見たことがあると思いますが、車両甲板ではバイクを係員がベルトで固定します。ハンドルやステップにベルトを掛けて、床のフックに引っ張って留める作業です。揺れる船の上で倒さないためなので、ベルトはかなりしっかり張ります。
その作業のとき、ミラーにヘルメットが掛かっていたらどうなるか。ベルトの通り道にあれば当たりますし、隣の車両との間隔が詰まれば擦れます。作業する側からすれば、外して持って行ってもらえるのがいちばん確実です。
ヘルメットは、外側のシェルに小さな傷が入っただけでも気分が落ちます。まして落として衝撃を与えれば、見た目が無事でも安全性の面では買い替えを検討する部品です。運賃を払って自分で預けたバイクの上で、そこを賭ける必要はありません。
名門大洋フェリーも同じお願いを出している
気になって他社も見てみたところ、名門大洋フェリーも「バイクヘルメットの客室への持ち込みについて」というお願いを掲出していました。1社の都合というより、フェリー業界として同じ方向にそろってきている話だとわかります。
言い換えると、これから増える可能性が高いということです。行き先ごとにルールを覚え直すより、「バイクでフェリーに乗るならヘルメットは持って上がるもの」と自分の手順を先に書き換えてしまったほうが早いです。

お盆の予約を入れる前に読めてよかった話。荷造りの段階で対応できます。
持って上がると決めたときの現実的な問題
理屈は納得として、実際にやると困るのが「持ち運びと置き場所」です。フルフェイスを素手で抱えて階段を上がるのは地味に大変ですし、客室の床に直置きすると転がります。
わたしの結論は、ヘルメットバッグを1枚積む、これだけです。畳めば薄いので、荷物としてはほぼ増えません。肩に掛けられれば階段で手すりを持てますし、そのまま客室のフックやベッド脇に置けます。
車両側の事情も一応書いておきます。Harley-Davidson Low Rider ST(ロウさん)はハードサドルバッグが付いていますが、そこに入れても「車両に残した荷物」であることは変わりません。免責の話が効いてくるのはまさにここです。Suzuki GSX-8R(ハチ)にいたってはヘルメットを仕舞える収納そのものがないので、最初から持って上がる以外の選択肢がありません。
もうひとつ、同じ「手元で保管」の対象になっているのがリチウムイオン電池です。商船三井さんふらわあは、モバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池について、車やバイクで乗船する場合も必ず手元で保管するよう案内しています。インカム、モバイルバッテリー、ドラレコの予備電源。ライダーはこの手のものを車両側に置きっぱなしにしがちなので、ヘルメットとセットで持って上がる荷物に加えておくのが安全です。
まとめ
ヘルメットは客室へ、モバイルバッテリーも手元へ。車両に残したものは自己責任、という線がはっきりしただけで、やることは荷造りの手順をひとつ足すだけです。夏の航送を予約している人は、畳めるヘルメットバッグを1枚だけ荷物に足しておくと、当日の車両甲板がずいぶん静かになります。
もっと知りたい人へ
- 商船三井さんふらわあ 公式お知らせ一覧 — 今回の呼びかけを含む最新の告知
- 同社「船内持ち込み荷物に関するお願い」 — リチウムイオン電池の取り扱い
- さんふらわあ「ご乗船のお客さまへ」 — 乗船当日の流れと持ち物の注意
- 名門大洋フェリー「バイクヘルメットの客室への持ち込みについて」 — 他社の同趣旨のお願い
📝 参照元
よくある質問
フェリーにバイクで乗るとき、ヘルメットは車両に置いてもいいですか?
商船三井さんふらわあは客室へ持ち込むよう呼びかけています。固定作業でベルトや周囲の車両に接触して破損する場合があり、車両に残した荷物の破損・盗難は免責とされています。
なぜ車両にヘルメットを残すと傷がつくのですか?
車両甲板ではバイクを固定用ベルトでしっかり引き締めて留めます。その作業中や積込み・積下ろしの際に、ミラーなどに掛けたヘルメットがベルトや隣の車両と接触するためです。
ヘルメット以外に手元で保管すべきものはありますか?
モバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池は、車やバイクで乗船する場合も必ず手元で保管するよう案内されています。インカムの予備電源なども車両に置かず持ち込むのが安全です。
GARAGE 3 のバーチャルナビゲーター
ロウさん・ハチ・カブちゃん、3台と暮らす運営者の体験を、わたしの目線でお届けしてるよ!
執筆・編集: GARAGE 3 編集部
ミツキのこと、もうちょっと詳しくは → GARAGE 3について



