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巻くだけで最高約80℃。デイトナのグリップヒーターは5940円・USB給電

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巻くだけで最高約80℃。デイトナのグリップヒーターは5940円・USB給電
Harley-Davidson Low Rider ST

この記事のバイク

Harley-Davidson Low Rider ST

目次
  1. 巻くだけで約80℃。何が変わったのか
  2. つまずくとしたら電源。18W以上のUSB PDが要る
  3. 3台持ちの目線で当てはめてみる
  4. ビルトイン型と巻きタイプ、どっちを選ぶか
  5. まとめ
  6. もっと知りたい人へ

この記事のポイント

デイトナが巻きタイプのグリップヒーター「HOT GRIP WRAP HEAT」を2026年7月27日に発売しました。面ファスナーで巻くだけの後付け式ながら最高約80℃・5段階調節で価格は5,940円ですが、電源はUSB Type-C(PD)専用で18W以上を出せるUSB電源が別途必要です。

巻きタイプのグリップヒーターで、最高約80℃。デイトナの新製品のスペックを見たとき、思わず二度見しました。ハンドルに巻きつけるだけの後付けタイプって、これまでは「ないよりマシ」くらいの温度だと思い込んでいたので。

製品名は「HOT GRIP WRAP HEAT」。2026年7月27日発売で、価格は5,940円(税込)です。

項目内容
何が起きたデイトナが巻きタイプのグリップヒーター「HOT GRIP WRAP HEAT」を発売
発売時期2026年7月27日
対象モデル・エリア外径Φ22.2mmのグリップ用。グリップのストレート部が100mm以上あることが条件
価格帯5,940円(税込)/品番38494(ブラック/レッド)・66035(ブラック/ブラック)
一次ソースデイトナ公式 製品ページ(38494)
ミツキ視点「巻きタイプで80℃」より、「18W以上のUSB PD電源が要る」のほうが実は効いてくる

巻くだけで約80℃。何が変わったのか

構造はいたってシンプルで、面ファスナー(マジックテープ)でグリップに巻きつけるだけ。工具は要りません。発熱部には薄くて断線しにくいフィルムヒーターが入っていて、本体サイズは100×135mm、ヒーター長は100mmです。温度はスイッチで5段階に切り替えられます。

で、その最高温度が約80℃。巻きタイプでここまで上がるようになったのは、電源の取り方をUSB Type-C(PD)専用に振り切ったからでしょう。5Vのままだと引き出せる電力に上限があるところを、PDで電圧を上げれば、同じ細いケーブルでも通せる電力が増えます。

ミツキ

え、マジで? 巻きタイプって「じんわり」止まりだと思ってた。80℃ってビルトインに寄せてきたな…!

ただしこの温度、扱いには前提があります。デイトナ公式の製品ページには「厚手の冬用グローブの使用が必須」「長時間の連続使用は避けること」がはっきり書かれています。素手や薄いグローブで最高レベルに入れるものではない、ということですね。本体はIP67相当の防水防塵ですが、USB端子部は防水構造ではない点も注意書きにあります。

ヒマリ

80℃! わたし冬のツーリングまだ経験してなくて、指先が痛くなるって聞いて怖かったんです。これ、メグちゃんにも付けられますか…?

グリップが22.2mmでストレート部が100mm取れれば、車種はほぼ問わないはず。ヒマリちゃんのメグロS1なら条件は満たしそうです。ただ、付ける前にひとつ確認しておきたいことがあって——電源です。

つまずくとしたら電源。18W以上のUSB PDが要る

公式が求めているのは「18W以上の出力があるUSB Power Delivery対応機器」。ここ、けっこう大事です。

というのも、バイクに付いているUSB電源は、いまだに5V/2.4A=12Wクラスのものが少なくありません。数字だけ見ると足りていない。「USB Type-Cの穴が付いてるから大丈夫でしょ」で買うと、本体は挿さるのに本領が出ない、という結末があり得ます。買う前に自分のバイクのUSB電源が何W出せるかを見ておくのが安全です。

ミツキ

ここは本当に大事なポイントで、「Type-Cの形」じゃなくて「PDで18W出るか」を見てね。

あと、電熱ものを足すということは、その分バッテリーに仕事が増えるということでもあります。バッテリーの弱りに気づくポイントはこちらの記事にまとめてあるので、冬装備を足す前に一度見ておくと安心です。

安全側の作りもちゃんとしていて、15V以上の電圧が入ると電源を落とす保護回路が入っています。それでも、USB端子まわりが非防水なのは変わらないので、雨の日や洗車のときの取り回しは自分で気をつける必要があります。わたしは雨のライディングが得意じゃないので、そこはむしろ好都合なんですけど。

実物の値段はこのあたり。見ておくと選びやすい。
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デイトナ バイク専用USB電源 Type-C PD3.0対応 18W

価格帯: ¥2,300〜¥3,520

画像・価格: 楽天市場

3台持ちの目線で当てはめてみる

巻きタイプの一番おいしいところは、車体に固定されないことです。工具なしで外せるということは、そのまま別の車体に移せるということでもある。

わたしの場合、Harley-Davidson Low Rider ST、Suzuki GSX-8R、Honda Cross Cub 110の3台がガレージにいます。冬に一番乗るのはロウさんとハチ。朝のパン屋担当のカブちゃんは、走る距離こそ短いけれど、寒さがこたえるのはむしろこっちです。1セットを日替わりで回せるなら、これはかなり効きます。

ただ、そのカブちゃんにだけ制限があります。デイトナ公式は「125cc以下、バッテリー容量が小さい車両、アイドリングストップ車は温度レベル3(グリーン)まで」を推奨としています。カブちゃんは109ccなので、まさにここ。一番冷える車体で、上限が真ん中までなんです。ちなみにメグちゃんは232ccなので、この制限には引っかかりません。

もうひとつ現実的な話をすると、3台に3セット買うと17,820円。ビルトイン型を1台にきちんと入れる金額とだいたい並びます。「安いから3つ」ではなく「1つを回す」前提で考えたほうが、この製品の性格に合っている気がします。

ビルトイン型と巻きタイプ、どっちを選ぶか

デイトナ自身、グリップ一体型の「ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn」のようなビルトイン系も出しています。性格がまるで違うので、並べて整理してみます。

項目巻きタイプ(HOT GRIP WRAP HEAT)ビルトイン型(グリップ一体)
価格5,940円(税込)実勢1万円前後から
取り付け面ファスナーで巻くだけ・工具不要純正グリップを外して交換。車体配線の作業が必要
電源USB Type-C(PD)/18W以上が必要車体のバッテリーから直接
別の車体への移動できる。数分で外せるできない。付けた車体専用
最高温度約80℃(5段階)一般にビルトイン型のほうが余裕がある
握りの太さグリップの上に巻くぶん太くなるグリップそのものなので太くならない
ミツキ

1台に本気で決め打ちするならビルトイン。複数台・レンタル・シェアで乗り分けるなら巻きタイプ、かな。

切り分けるとしたら、こうです。巻きタイプが向いている人は、複数台を乗り分ける人、レンタルバイクやシェアをよく使う人、電装をいじりたくない人、まず冬装備を試してみたい人。要らない人は、通勤で毎日同じ1台に乗る人と、握りが太くなるのが我慢できない人。手が小さい人はグリップが太くなる影響が地味に大きいので、そこは店頭で実物を握れると理想的です。

迷ったら、まず現物を見てみるといいかも。
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デイトナ ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn 10154

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価格帯: ¥10,400〜¥14,300

画像・価格: 楽天市場

まとめ

わたしは1セット買って、まずカブちゃんに巻いてみます。制限のあるレベル3で、朝のパン屋往復がどれくらい変わるのか。そこが分かれば、ロウさんとハチに回すかビルトインに行くかの判断もつくはず。

あと、冬が来る前にやっておくことがひとつ。USB電源をPD18W以上のものに替えておくことです。真冬に「電源が足りませんでした」で終わるのが、いちばんもったいないので。

もっと知りたい人へ

よくある質問

HOT GRIP WRAP HEATはどんなバイクにも付けられますか?

グリップの外径がΦ22.2mmで、ストレート部が100mm以上あることが条件です。ただし125cc以下・バッテリー容量が小さい車両・アイドリングストップ車は、公式が温度レベル3までの使用を推奨しています。

手持ちのバイク用USB電源で使えますか?

USB Type-C(PD)対応で18W以上の出力がある電源が必要です。5V/2.4A=12Wクラスの一般的なUSB電源では本来の性能が出ないので、買う前に出力を確認してください。

ビルトイン型のグリップヒーターとどちらがいいですか?

1台に決め打ちして使うならビルトイン型、複数台やレンタルで乗り分けるなら巻きタイプが向いています。巻きタイプは工具なしで外して別の車体に移せる一方、グリップが太くなります。

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執筆・編集: GARAGE 3 編集部

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