専用ケース込みで約3万円。デイトナのQi2ワイヤレス充電マウントが発売
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この記事のバイク
Harley-Davidson Low Rider ST
目次
この記事のポイント
デイトナがQi2認証のワイヤレス急速充電に対応した「GR XPLORE スマートフォンマウント」6種を2026年8月17日に発売しました。価格は2万3100円〜2万4200円で12V DCケーブル付属。充電には別売の専用フォンケース6930円が必要で、合計は3万円台になります。
去年の夏、知らない土地でナビが落ちました。直射日光を浴びっぱなしのスマホに、充電の発熱が上乗せされて、画面が真っ暗になったんです。路肩でバイクを止めて、日陰にスマホを置いて、冷えるのを待つあいだ半泣きでした。あのとき学んだのは「バイクのスマホまわりは、固定より熱のほうが厄介」ということでした。
その記憶があるので、この新製品はちょっと身構えながら読みました。デイトナから、Qi2認証のワイヤレス急速充電に対応した「GR XPLORE スマートフォンマウント」が2026年8月17日に発売されています。マウントに載せるだけで充電が始まる、ケーブルの抜き差しがいらないタイプです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 何が起きた | デイトナがQi2認証のワイヤレス急速充電に対応した「GR XPLORE スマートフォンマウント」を6種類同時に発売 |
| 発売時期・実施時期 | 2026年8月17日(発売中) |
| 対象モデル・エリア | マウント6種/充電には別売の専用フォンケース「GR-M66 PhoneCase」が必要。対応はiPhone 13〜17およびiPhone Air |
| 価格帯 | 2万3100円〜2万4200円(税込)+専用ケース6930円 |
| 一次ソース | デイトナ公式:GR XPLORE 特設ページ |
| ミツキ視点 | IP68を取っているのに、公式が「降雨時の使用は推奨しない」と書いている。ここを読まずに買うと夏に泣く |
出たのは6種類。値段はほぼ横並び
GR XPLOREは、北米のアドベンチャーライダーが立ち上げたマウントブランドです。デイトナが国内で扱っていて、今回はそのシリーズに「載せるだけで充電できる」モデルが加わった形になります。
ラインナップは車体側の取り付け方で6種類。価格はすべて税込です。
| 品名 | 品番 | 価格 | 取り付け先 |
|---|---|---|---|
| GR-MW60 チャージング ボールマウント | 68407 | 2万3100円 | ボール&アーム式で3方向に角度調整 |
| GR-MW61 チャージング ステムマウント | 68422 | 2万3100円 | ステムホール(スーパースポーツ向け) |
| GR-MW65 チャージング バーマウント | 68413 | 2万4200円 | ハンドルバー |
| GR-MW63 チャージング バーマウント ミラーロッド | 68418 | 2万4200円 | ミラーロッド・ブレースバー |
| GR-MW66 チャージング バークランプマウント M6 | 68466 | 2万4200円 | M6のクランプボルト |
| GR-MW66 チャージング バークランプマウント M8 | 68500 | 2万4200円 | M8のクランプボルト |
電源は車体から直接取る方式で、12V DCケーブルが標準で付いてきます。USB電源を別に増設しなくていいのは素直に嬉しいところです。ちなみに同じデイトナの巻くタイプのグリップヒーターはUSB給電で、電源の取り方は同じメーカーでも製品ごとに違います。ただし配線作業は発生するので、わたしみたいに電装が苦手な人はショップにお願いする前提で見積もったほうがいいと思います。
すでにGRのマウントを使っている人向けに、ヘッドだけを交換する道も用意されています。GR-MW チャージングAVヘッドが1万6500円、GR-MW-B チャージングAVヘッドが1万7600円。台座をそのまま活かせるので、乗り換えより安く済みます。

買い物リストは、マウントだけでは終わらない
ここが今回いちばん見落とされそうなところです。このマウントでワイヤレス充電を使うには、別売の専用フォンケース「GR-M66 PhoneCase」が要ります。価格は6930円。公式には、ユニバーサルアダプターを使った場合は正常に充電されないと明記されています。手持ちのMagSafeケースで代用、というわけにはいきません。
つまり実際に払う額はこうなります。
- マウント本体:2万3100円〜2万4200円
- 専用フォンケース:6930円
- 合計:3万30円〜3万1130円
もうひとつ、対応機種の記載も見ておいたほうがいいです。公式サイトに並んでいるのはiPhone 13から17までとiPhone Airで、Androidの機種名は出てきません。Android使いの人は、買う前に必ず販売店に確認するところからです。

えっ、ケースも指定のものじゃないとダメなんですか…! わたし、マウントの値段だけ見て「ちょっと頑張れば買えるかも」って思ってました…。
わたしも最初そう読み違えました。マウント系って本体の値段だけ覚えて帰りがちなんです。合計で3万円を超える買い物だと分かったうえで比べるのと、あとから知るのとでは、満足度がぜんぜん違ってきます。

IP68。それでも「降雨時の使用は推奨しない」
製品ページを読んでいて手が止まったのがここでした。このマウント、防水防塵はIP68を取得しています。数字だけ見れば水没にも耐える等級です。それなのに公式には、降雨時の使用は推奨しない、濡れた状態では発熱や機器の不具合につながるおそれがある、という注意が併記されています。
矛盾しているようで、たぶん筋は通っています。守られているのはマウント側の防水であって、ワイヤレス充電という仕組みそのものが熱を持つからです。ケースを挟んで電力を飛ばす以上、有線より発熱しやすい。そこに雨と直射日光が重なると、去年のわたしのスマホと同じ道をたどります。

IP68って書いてあると安心しちゃうけど、守ってるのはマウントであってスマホじゃない。ここ、読み飛ばすと夏に痛い目を見るよ。
実用の話をすると、真夏の日中はワイヤレス充電を切って走る、という運用が現実的だと思います。ナビだけ表示させて、充電は休憩のたびに日陰でまとめてやる。せっかくの機能を止めるのはもったいないんですが、スマホが落ちて道が分からなくなるほうが何倍も痛いので。
うちの3台だと、どこに付けるか
手持ちのバイクに当てはめてみます。わたしはHarley-Davidson Low Rider ST(ロウさん)、Suzuki GSX-8R(ハチ)、Honda Cross Cub 110(カブちゃん)の3台持ちです。
- ロウさん:フェアリング付きのロングツーリング担当。長時間ナビを出しっぱなしにするので、充電しながら走れる恩恵がいちばん大きいのはこの子。取り付けはハンドルバーかミラーロッドあたり
- ハチ:セパレートハンドルなのでバー上のスペースが限られます。ステムホールを使うステムマウントが第一候補。ただし適合は車種ごとに違うので、買う前に取り付け可否の確認は要ります
- カブちゃん:すでにハンドルバー中央にスマホマウントを付けてあります。朝のパン屋往復に3万円のワイヤレス化はやりすぎなので、ここは今のままで十分
こうやって並べてみると、全車に付けるものではないと分かってきます。ナビを長時間出す車両が1台あるかどうか。そこが分かれ目でした。
ワイヤレスにする人、ケーブルのままでいい人
3万円という金額をどう見るかは、走り方でかなり変わります。切り分けておきます。
- 向いている人:日帰り以上のツーリングが多く、ナビを常時表示にする人。コンビニやガソリンスタンドで頻繁にスマホを外す人(脱着が一動作で済む恩恵が大きい)。グローブのままケーブルの端子を探すのが毎回ストレスな人
- ケーブルのままで十分な人:通勤や近所の足がメインで、ナビを使う時間が短い人。Androidを使っている人。真夏の日中に長時間走ることが多い人(発熱の条件が重なりやすい)
わたし自身は、ロウさんに1セットだけ入れる方向で考えています。3台ぶん揃えるものではないし、カブちゃんの朝の10分にワイヤレスは要りません。
まとめ
デイトナのGR XPLORE ワイヤレス充電対応マウントは、2026年8月17日発売で6種類、2万3100円から。充電に使うには専用フォンケース6930円が別に必要で、実質の合計は3万円台に乗ります。IP68を取りながら降雨時の使用は推奨されておらず、ワイヤレスならではの発熱とは付き合っていく前提の道具です。
わたしは次のロングツーリングまでに、ロウさんのミラーロッドまわりの空きスペースを測っておきます。買うかどうかはそのあと。去年みたいに知らない土地でナビを失うのは、一度で十分なので。
もっと知りたい人へ
- デイトナ公式:GR XPLORE 特設ページ — ブランドの成り立ちとマウント全ラインナップ
- デイトナ公式:GR XPLORE フォンケース — 対応するiPhoneの機種一覧とMagSafe対応の説明
- デイトナ公式:GR-MW60 チャージング ボールマウント 製品ページ — IP68や降雨時の注意など、買う前に読む仕様欄
よくある質問
手持ちのMagSafeケースでもワイヤレス充電できますか?
できません。公式には専用フォンケース「GR-M66 PhoneCase」(6930円)が必要で、ユニバーサルアダプターを使った場合は正常に充電されないと明記されています。
防水はどのくらいですか?
マウント本体はIP68を取得しています。ただし公式は降雨時の使用を推奨しておらず、濡れた状態では発熱や機器の不具合につながるおそれがあると注意しています。
すでにGRのマウントを使っている場合は買い直しですか?
ヘッドだけの交換ができます。GR-MW チャージングAVヘッドが1万6500円、GR-MW-B チャージングAVヘッドが1万7600円で、既存の台座をそのまま使えます。
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執筆・編集: GARAGE 3 編集部
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